佐梨川金山沢奥壁第3スラブ

前から登山体系を見て、行きたいと思っていた、佐梨川金山沢奥壁に植田、遠山で行ってきました。 本やネットの記録を見ても悪いとか支点を受け付けないスラブとか書いてるので、なんだかんだ直前まで天候を慎重に判断。

スラブが苦手な植田さんに大丈夫?と聞いたら 覚悟はあるよ!とか訳分からない返事が・・・。自分が行きたくて誘ったし、 行く気あるみたいだしこんなルート付き合ってくれる人もいないし何よりも2人で飲みに行く仲の良い仲間。自分も覚悟を決め行ってきました。 とにかく、ビレイ点だけはしっかりとしよう!と話し合い、ビレイ点から1ピン取れるのがかなり上になる事なども考慮しショックアブソーバーも持参。 縦ハーケンなどを多目に持ちスラブルートなのを考慮したギアを持って行きました。

初日は5時前に駐車場を出発、暗くなるまで登り残り2ピッチを残して上からの落石の危険が少ない灌木の下で灌木でセルフビレーを取ったままのビバーク。水がないので時間が長く感じる。 植田さんは隣でお祈りポーズをしている・・・。 隣からはまだ30分しか経ってないな〜とビバーク特有のセリフが聞こえてきてなんか笑えた。 途中でのミスがなければギリギリ上まで抜ける事は出来たとも思うがまぁミスはミス。次回への反省として、仕方ない授業料だろう。時間がかかってしまった要因は、支点作りとギアの受け渡し、途中のチムニー手前のピッチでの、2時間近い、2人のミスなど色々な要因があったと思います。 2人での山行は初めてだったのでミスの要因については後ほど話し合いをした。

2日目は4時出発で、オツルミズ沢を経由して、駒の小屋〜駒の湯へ下山。オツルミズ沢は4箇所程、高巻く必要のある滝があり、自分はこんなに雪渓凄いのに滝は何故出てる!と独り言を言いながらも、新潟の山の奥深さに感動を覚えていました。下山で1人で歩いていると登山道の右からガサゴソと音がしたので見るとデカイ熊・・・。奇声を発しながら歩いていると1人だけ途中で会った登山者も熊を見たから一緒に下山して欲しいとの事で3人で下山。

人気のない道、背丈を軽く超える藪、豊富な残雪と標高ではない新潟の山の 奥深さを感じながらも充実感は最高でした。

植田さんと2人きりで登りに行ったのは初めてだったが楽しく充実感のある最高の山行でした。

使用ギア。60mダブルロープ、縦ハーケン、アングルハーケン、縦横兼用ハーケン、ビレイ点用ショックアブソーバー、リンクカム緑、紫、マスターカム0番00番、スリング60、120多数を灌木に使用。その他、リングボルト、ジャンピングは使用しなかったが持参。


飛騨尾根〜奥穂高岳

久しぶりの投稿ですが、5月3日〜5日まで、岩登り、雪山の殆んど経験のない準会員の大沼君と新穂高温泉〜飛騨尾根〜奥穂高岳〜白出沢〜新穂高温泉に全装備を背負って登りに行ってきました。

去年のAbi北壁での敗退の時から、夏、冬問わずに自分自身を追い込んだ山行をして全ての底力を上げなければダメだ。と痛感していた頃に彼が準会員として来ました。言い方は悪いが話しを聞くと殆んど素人。何回か話しをしていくうちに、会話から眼の奥にある何か強さみたいなものを感じたので、彼の仕事の休みを聞き自分の行きたい場所を告げこの様なトレーニングをこなさいと駄目だと思うけど、頑張れるか?と伝えると頑張ります。行きたいです!と言う。う〜ん無帽な様にも思えるが、ビレイにしろロープワークにしろ厳しく怒鳴っても宜しくお願いします。と言う・・・。

自分もそれなら自分が行きたい場所に一緒に行けるパートナーになってもらおうと思い、今回の山行を決めました。現時点では山行を共にすると全ピッチリードで頼れるのは自分だけ。しかし自分の底力をあげるには凄く良いと思い、色々と自分の思いや考え、この様なトレーニングや山行をしよう!と伝えました。

岩壁の途中でオープンビバークをしてまた何ピッチも登るトレーニングもしよう!などと話してもハイ!頑張ります!と答える彼の視線から時間はかかるかも知れませんが貴重なアルパインクライミングのパートナーへなってくれる事への期待を感じています。

冗談と本気もこめ裏切るなよ!とも付け加え言ったところハイ!なんか笑えて憎めず、青春時代は多分全く正反対の人種な気もするが、山はそんな出会いが起こるのも楽しく不思議な感じもします。

飛騨尾根自体は何処でもピッチを切れるし支点もナチュプロで取れ残置も予想よりは少なく楽しかったです。複数パーティーが入っており大渋滞。自分達は予想通り時間がかかってしまったので途中のコルで幕営。山行全体で面倒を見れるほど偉い立場でもないし実力もないので、相当に怒鳴ってしまったが、大沼君はまた行きたい。と言ってくれ少し安心。自分自身も、もっと力をつけ余裕を持って接してあげられる人間にならないとなぁとも思います。

これからも、もっと行きたい山やクライミングをする為にも自分を高めて行きたいと思います。

なお山行時間は積雪期登攀が初めての経験の彼と行っており最後の下山では何時間も待ちました。足並みの揃った普通のパーティーには参考にならない時間だと思います。

5月3日、深山荘無料駐車場6時出発〜D尾根2500m付近で斜面を整地して幕営。14時30分

4日、6時15分取付きスタート。幕営地到着18時30分。

5日、幕営地5時40分出発〜奥穂高岳6時40分〜白出沢〜新穂高岳温泉到着13時。