西上州 高立一本岩

4月30日、遠山と大沼で西上州高立の一本岩を登ってきました。クラブの山野井さんが初登した岩場で、クライマーであればそそられずにはいられない見た目をしていて、見るだけでも一見の価値があります。6年前に挑戦した時は、何も出来ずに約5mで敗退しました。あまりの脆さに墜落は愚か、テンションすらも耐えられるか分からないため、エイドクライミングも出来ません。敗退したことがずっと頭に残っており、いつか登りたいと思っていました。  

 6年前は、どのようなトレーニングをしたら登れるのか分からないほどの敗北感でした。当時、まだクラブにいなかった大沼はクライミングの経験もありませんでしたが、今は頼りになるパートナーになりました。改めて、良いパートナーと出会えたと感慨深いものがあります。彼とは、一本岩に向けて色々な脆い岩場を登ってきました。   

西伊豆の赤壁をはじめ、八ヶ岳の大凹角、西伊豆の千貫門、そして南伊豆にある岩場。どれも脆さが際立った岩場であり、最近の情報はインターネットでも出てきませんでしたが、着実に登りました。   

1P目の途中にスノーバーを入れて登りましたが、体感グレードは5.7〜5.8くらいでした。一本岩を登るために様々なトレーニングをしてきたことを思い出し、数年の時を得て立った頂上は、自分にとって忘れられない記憶となりました。パートナーに恵まれ、鍛えるのが難しい自分の心の成長を感じた登攀となりました。   

【使用ギア】 
キャメロット0.75〜5番・ヘキセントリック3種類・スノーバー・スリング多数 

【登攀時間】 
4/30(土)  
10:00 1P目(遠山リード) 
11:30 1P目 終了点リード到着 
12:10 1P目 終了点フォロー到着  
12:20 2P目(大沼リード)  
12:45 2P目 終了点リード到着  
13:00 2P目 終了点フォロー到着   

基本的に手も足も欠けるため、プロテクションが墜落に耐えられるかは分かりません。

 

 

 

 

 

 


城ヶ崎

去年からコロナ、多忙な仕事。妻の大病など山に行きたいのにいけずに心身共に落ち込んでいたけど、大好きな城ヶ崎でトポにもない名前もない登られているかもしれませんが登られてないかもしれないルートを登ってきました。嬉しかったので報告します。

赤沢エリアのルートを見にきた山野井さんにも

ルート名考えなよと言われたので一応考えました。

赤沢エリア、SUN ROOF(サンルーフ)

ファミリーエリア、アシモト。

あぶなねエリア、クチバシ。(同じエリアの近くにあるくちばしとは

違うルートです。)

 

どれもプロテクションも頭を使うルートです。

赤沢エリアのSUN ROOFはフェースとクラックの両方の能力が必要です。

ファミリーエリアのアシモトは傾斜のあるフェースを

ナチュラルプロテクションで越えてからの最後のスラブが核心・・・。です。

あぶなねエリアのクチバシは見た目と違いワイドクライミング的な動きが出てきます。

じわじわと登るストレニュアスなルート。

どれも面白いルートなので行く機会があれば登ってみてください。

SUN ROOF(サンルーフ) 赤沢エリア(12a〜b 位)
SUN ROOF(赤沢エリア)
アシモト(ファミリーエリア)(10d位)
アシモト(ファミリーエリア)
クチバシ(あぶなねエリア)(10a〜b位)
クチバシ(あぶなねエリア)