南沢大滝

志村です。
「千波の滝」を攀った翌々日にもかかわらず同行してくれた小杉山と
八ヶ岳「南沢大滝」に行く。
定番のおばちゃんの小屋で”そば”の朝食をとり駐車場係りのガイドの
水野氏よりアイス用ザイルの件や南ア荒川出合いの結氷状況を得る。
9時前に誰も居ない大滝に取り付く。
まずは左側ルート、そして中央ルート3本目に右側ルートに取り付くも、
落ち口の氷の状態が悪い上私の技量と持久力不足からか、右手の
「エルボ」と両足のアイゼンがはずれてしまい、左手「クウォーク」のみで
ぶらさがるがなんとか持ちこたえ攀リきる。
15時30分終了、そして下山。
途中2人ずれ2パーティーが1本ずつ取り付いて下山していった。
未確認の情報では大滝上の沢の流れをガイドが調整してくれたおかげか
今年の大滝は垂直部が例年より長く、傾斜も強く思われ、1グレード位
アップしたのではないかと感じられる。
それに加え寒さも半端ではなく、帰途に寄ったスーパー銭湯「丘の湯」では
凍傷の指先では洗えず、手の平で洗髪せざるをえなかったのにはまいった。
しかしながら、冬山は厳しい中にもすばらしく楽しい山行でした。
次回は南ア荒川出合いか、大谷不動か・・・夢が膨らむばかりです。


山行報告

山野井です。
妻の実家(滋賀県)に行ったおり御在所の1ルンゼでもと思っていましたが、
氷の状態が悪いとの情報で、桐生辻という花崗岩の岩場に計画を変更し半日だけ登ってきました。
前日、この寒いのに雨が沢山降っていたので心配してましたが、やはり岩はかなり濡れていました。
しかし成果はあり、道が解らず藪をこいて取り付いた 「ユークリッド(5.11b)」を軽く?オンサイト。
次は「雄鹿が鳴くと雨ずらよ(5.12a)」に行きました。水滴がたれていましたが得意系のクラックだったためかこれまたオンサイト。グレードは甘目かもしれませんが、それでも指切って以来ではオンサイトグレードの更新となりました。
関東のクライマーには有名な場所ではありませんが、のんびり岩ハイクが楽しめる場所です。