鷹見岩

9月15日、奥秩父の瑞牆山と金峰山の間にある「鷹見岩」のマルチピッチ、南山稜を登ってきた。
以前、日登のメンバーが行っていたが、その時には特に興味を持つことは無かった。
今回、GWに西上州へ行ったメンバーの一人に誘われ、ちょっとググってみると、あら結構面白そう! となり、他2名も同行、計4名(2パーティ)での登攀となった。

瑞牆山荘から富士見平小屋経由で金峰山へ向かい、鷹見岩への分岐から少し歩くと、ネットで見たとおりのテープがあった。
しかし、そこから右へ降りて行くと踏み跡はあるがテープが見えない。
しっかりとした踏み跡は右へ右へと続いている。5~10分くらい踏み跡をたどるが、これでは左に見える鷹見岩からどんどん遠ざかってしまう。
踏み跡に見切りをつけ、登り返すとボルダーが数個ある場所でテープを発見、そこに不要な荷物をデポして、あとはテープや踏み跡、フィックスロープに導かれ鷹見岩の裾に沿うように30分くらいで、フィックスロープのある取付きの洞窟に着いた。

自分は奇数ピッチ、パートナーは偶数ピッチをリード。
6ピッチ中4ピッチが5.10台で、なかなか充実。
特に2ピッチ目の長いハンドサイズのクラックからスラブのピッチと、5~6ピッチ目のフェースからスラブは、そこそこの難しさが続き楽しめる。
終了点から鷹見岩の頂上までは岩稜や、部分的にロープが欲しい箇所もあり、1時間ほどかかった。
頂上からは、金峰山側には大日岩等の岩峰がいくつも見られ、反対側には飯盛山や瑞牆山の岩峰が、いつもと違う角度で見え、とても素晴らしい展望だった。

参考文献:ROCK&SNOW #70

1ピッチ目スタート (5.10+)
5ピッチ目終了点直下 (5.10)
5ピッチ目、フォロー (5.10)
鷹見岩頂上にて