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こちらは日本登攀クラブの山行報告のページです。

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日本登攀クラブ ホームページ

※更新情報※
2017/5/14
会員専用
2014年、2015年、2016年山行記録を更新(簡易グラフを追加)しました。
2016/12/5
会員専用
(会員共有資料)に深入沢についての報告書を掲載しました。

 


インドヒマラヤ ルーチョ東壁

インドヒマラヤ J&K州 ザンスカールの未踏峰で無名峰の標高6000mに山野井、古畑でアルパインスタイルで登頂して来ました。

7月17日 エアーインディアにてニューデリーに夕方到着

7月18日 LO(連絡管)を含めIMFでブリーフィング

7月19日 ゴーエアでレーの町に到着(標高3500m)

7月20日 チャーターした車でカルギルに(2800m)

7月21日 ランダムの村に到着テント泊(4000m)

7月22日 アクショーの村に到着、ここから目指すチャンダル山域が見える(3800m)

7月23日 馬、ロバ合わせて10頭と共にトレッキング、標高4150mにベースキャンプを設ける

7月24日 4700m付近まで丘を上がり偵察、予定していた北面は雪が少ないので東面を挑戦することにする。

7月25日 ベース休養

7月26~28日 氷河が始まる5000mに上がり、登攀予定の東壁の偵察含め、下降路の偵察のため南稜の5500mまで上がる

7月29~30日 ベース休養

7月31日 5000mに上がり午後5時には寝袋に入る

8月1日 午前1時30分出発、登攀ギアとして、7×60mロープ、カム×6、ナッツ1セット、ハーケン×7、アイススクリュー×2 それに加えテント、寝袋、コンロ等のビバーク用具を携え登攀開始。氷雪で構成される東壁をロープを使用せず登り続けるが、時暗闇のため時々確認のため立ち止まった。午前5時30分稜線に抜ける。頂上まで標高差300mは少々難しい登攀を強いられた。落石の危険に加え氷、岩ともに脆い場所が現れた。午前9時11分、登頂。雲の隙間から素晴らしい山々が確認できた。

下降は、V字スレッドに加え、幾つかのギアを残置して懸垂し、傾斜の緩い南稜経由で5000mの氷河に戻った。往復15時間

ベースキャンプに下山後、地元の人と話し合い、角のような山の形から、RUCHO この山に名前を付けた。「ルーチョ東壁 標高差1000m TD」

古畑にとっては、昨年のネパール、アビ北壁を敗退していたこともあり、今回のルーチョは最高の思い出になったと思われる。また山野井も久しぶりのヒマラヤの頂に感動した。

(記 山野井)

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佐梨川金山沢奥壁第3スラブ

前から登山体系を見て、行きたいと思っていた、佐梨川金山沢奥壁に植田、遠山で行ってきました。 本やネットの記録を見ても悪いとか支点を受け付けないスラブとか書いてるので、なんだかんだ直前まで天候を慎重に判断。

スラブが苦手な植田さんに大丈夫?と聞いたら 覚悟はあるよ!とか訳分からない返事が・・・。自分が行きたくて誘ったし、 行く気あるみたいだしこんなルート付き合ってくれる人もいないし何よりも2人で飲みに行く仲の良い仲間。自分も覚悟を決め行ってきました。 とにかく、ビレイ点だけはしっかりとしよう!と話し合い、ビレイ点から1ピン取れるのがかなり上になる事なども考慮しショックアブソーバーも持参。 縦ハーケンなどを多目に持ちスラブルートなのを考慮したギアを持って行きました。

初日は5時前に駐車場を出発、暗くなるまで登り残り2ピッチを残して上からの落石の危険が少ない灌木の下で灌木でセルフビレーを取ったままのビバーク。水がないので時間が長く感じる。 植田さんは隣でお祈りポーズをしている・・・。 隣からはまだ30分しか経ってないな〜とビバーク特有のセリフが聞こえてきてなんか笑えた。 途中でのミスがなければギリギリ上まで抜ける事は出来たとも思うがまぁミスはミス。次回への反省として、仕方ない授業料だろう。時間がかかってしまった要因は、支点作りとギアの受け渡し、途中のチムニー手前のピッチでの、2時間近い、2人のミスなど色々な要因があったと思います。 2人での山行は初めてだったのでミスの要因については後ほど話し合いをした。

2日目は4時出発で、オツルミズ沢を経由して、駒の小屋〜駒の湯へ下山。オツルミズ沢は4箇所程、高巻く必要のある滝があり、自分はこんなに雪渓凄いのに滝は何故出てる!と独り言を言いながらも、新潟の山の奥深さに感動を覚えていました。下山で1人で歩いていると登山道の右からガサゴソと音がしたので見るとデカイ熊・・・。奇声を発しながら歩いていると1人だけ途中で会った登山者も熊を見たから一緒に下山して欲しいとの事で3人で下山。

人気のない道、背丈を軽く超える藪、豊富な残雪と標高ではない新潟の山の 奥深さを感じながらも充実感は最高でした。

植田さんと2人きりで登りに行ったのは初めてだったが楽しく充実感のある最高の山行でした。

使用ギア。60mダブルロープ、縦ハーケン、アングルハーケン、縦横兼用ハーケン、ビレイ点用ショックアブソーバー、リンクカム緑、紫、マスターカム0番00番、スリング60、120多数を灌木に使用。その他、リングボルト、ジャンピングは使用しなかったが持参。