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こちらは日本登攀クラブの山行報告のページです。

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※更新情報※
2017/5/14
会員専用
2014年、2015年、2016年山行記録を更新(簡易グラフを追加)しました。
2016/12/5
会員専用
(会員共有資料)に深入沢についての報告書を掲載しました。

 


奥多摩 山のふるさと村ボルダー

奥多摩、【山のふるさと村ボルダー】へは1年半ほど前ネパール遠征前に連れて行ってもらった大きなハングを持つ大岩で、ここは山野井さんが釣りで歩いている時に見つけたものだ。
(山のふるさと村よりの帰り道)

ここ最近の山野井さんはトレーニングの一環としてボルダーに取り組んでいて成果を上げている。特筆すべきは

10/26 瑞牆 「ミズガキ大橋ルーフクラック3段」
11/13 盾ケ崎 「釣り師エリアルーフクラック3~4段」

だろう。クラックボルダーは普段あまり苦しまずに登っているようにみえたが、この二課題は充実したクライミングだったようだ。

「ミズガキ大橋ルーフクラック3段」を登る山野井泰史
「釣り師エリアルーフクラック3~4段」を登る山野井泰史

【山のふるさと村にあるボルダー】はクラックはないが、大きなハングを持つブラックホール岩と名付けた岩で、小さな沢沿いの山腹にあり自然の中でのクライミングが楽しめる。始めて訪れた時には既に山野井さんにより複数の課題が設定されており、友人などと楽しんできた。大きくハングした岩の下から北側へ抜けあがる「スーパーエイリアン 1級」その一本左のハング下からスタートする「ETハング 4級」ルーフの西側出口から直上する「プレデター3級」岩の南面を西から東へトラバースする「スーパー流れ星 2級」南面でスーパー流れ星の中間部あたりを直上する「物体X 3級」※下地も悪く落ちられない。南面を右から左へトラバースする「こけトラバースII 7級」ブラックホール岩のすぐ横にある コケボルダー  右から左へトラバース「こけトラバース 7級」※上部ガバ使わない。などがあるが、その中の1本はルーフのど真ん中を貫き、真上へ抜ける綺麗なルートで山野井さんのプロジェクトとなっていた。登れてはいなかったが既に課題名は決まっていた「モノリス」この課題を先週一緒に城山へクライミングへ行っていた古畑和音がやってみたいな〜という話しの流れから先日、皆で訪れた。少しは苦しんでくれるかと期待したモノリスは残念?ながら一撃されグレードは「モノリス 初段」とし、そのすぐ隣に新たに完成した「ピグモン 3段+」はモノリスのスタートより少し山側から始めルーフ内を移動しプレデター3級へ繋げトップへ抜けていく美しいラインとなった。
※ピグモンはスタート後すぐにガバホールドがあるが欠けそうなため限定して登っている。
「スーパーエイリアン 1級」を登る山野井泰史

「ピグモン 3段+」を登る古畑和音

「モノリス 初段」を登る古畑和音

詳しいアプローチについての記載は避けるが、岩場を見つけ、訪れる際に注意していただきたいことは、岩が脆いところがあり不安定な場所があること、グレードは易しくとも落ちることが許されないルートもあること。よく整備されているエリアとは異なることを理解していただいたうえで訪れていただきたい。

記 古畑隆明

ピグモン3段+ モノリス 初段 スーパーエイリアン 1級 スタート位置

ピグモン・モノリス 抜け口 プレデター3級スタート

スーパーエイリアン 1級  ETハング 4級

スーパー流れ星 2級 物体X 3級

 


丹沢西沢本棚沢の隣の大滝

9月3日(日)に遠山、大沼(準会員)であまり記録の無い大滝を登って来ました。                                             去年、塚田さんと西沢本棚沢の大滝を登った帰りに隣にある大きな枯滝も目に入り記憶に残っていた。                                                                     今年の夏は雨が多く2人で計画した山行は、ことごとく中止になり少しモヤモヤ?イライラ?していた。

ならばと雨の日は沢に行こうと山行を考えていると去年見た滝を思い出し、もう一度登れるか見に行きたいと思うようになった。あの滝は登られているのだろうか?と調べるとインタネットでは記録が出てこないので雨の日に2人で下見に行き、その時に西丹沢自然教室で聞いた際は登られてないと思うと聞いた。

下見をした時は水量が多く残置も見当たらず登れそうなラインを検討して帰宅した。9月最初の予定していた山行も台風の影響を考慮して中止になり、ならばと今回の山行に至った。現地に着くと明らかに水量が前回より 少なくこれならば何とか行けそうだと話し、再度慎重にラインを見ると何とリングボルトが見える。少しヤル気を失いかけたが腐食具合からいっても相当登られてない雰囲気。折角きたしやろう!と話して 1ピッチ登ると何とハンガーボルトがあり嫌な気持ちになりつつ2ピッチ目を登り始めるといきなりの垂直。   度肝を抜かれ落ちそうになりながらも乗り越すと予想を上回るスラブと悪い草付き。

登れると読んだラインに10メートルに1本位ある相当に古い昔のハーケン。それを見た時に先人と同じラインを選んだ自分は少しは山を見る目も成長したのかなぁ?と思いながらも今よりも装備も悪い中で登った先人の魂と能力に脱帽をしました。

合計4ピッチ。どのピッチもそう易々とはいかず墜落に耐えられるランニングはあまり取れない中ビレイ点だけはしっかりと作ろうと時間を掛け慎重に登りました。

本来は枯滝なので、枯れていればもう少し楽なのかも知れませんが自分の能力では難しく感じました。しかし、雨で予定した山行が出来ないながらも妥協での山行ではなく狙っての成功は嬉しかったです。

使用ギア。マスターカム00〜キャメロット2番サイズまでとリンクカムなど。ハーケン数種類10枚持参。 その他懸垂下降用の捨て縄数m。