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こちらは日本登攀クラブの山行報告のページです。

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※更新情報※
2016/12/5
会員専用(会員共有資料)に深入沢についての報告書を掲載しました。

 


幽ノ沢中央壁正面フェース

ずっと登りたかった幽ノ沢中央壁正面フェースを登ることができました。
●期間 3月2日(曇)
●メンバー 宇都宮、宮村(無所属)
●時間 駐車場2:40→4:40幽ノ沢出合→6:20取付き6:40→14:15堅炭尾根→17:40出合→19:20駐車場

 職場のクライミング仲間とどこか山に行こうという話をしていたのだが、大氷柱から中二日で少々疲れていた。天気悪そうだし、たまには気楽にスキーでもなんて話にまとまりかけていたのだが、前日の昼になって谷川付近の天気予報が好転。「こちらの都合ではなく山の都合に合わせないといいクライミングは出来ない」という山の鉄則に従って心と体にムチ打って正面フェースに行くことにする。なかなか繋がらないこのルート、上の雪田から溶け出した水分が凍って形成されるという過程が烏帽子大氷柱と似ていることから大氷柱の発達した年がチャンスと踏んでいた。
 近づくにつれて正面フェースが見えてきた。上部はよく凍っている。下部トウフ岩付近の薄そうな箇所がこなせれば登れそうだ。宮村トップで登攀開始。下部2Pはグズグズの氷雪壁。時折現れる氷に気休めのプロテクションを取る。3P目の核心部分は唯一青氷が出てきてまともなアイスクライミングが楽しめた。そこから先は不安定な雪壁が延々と続いた。5Pはあっただろうか。時折出てくる細いブッシュに気休めのプロテクションを取る以外に頼れるものは何もない。曇ってはいたが気温が高く、右俣リンネを挟んだ対岸では同じような雪壁から雪崩が起きてる。14時過ぎにようやく堅炭尾根に出た頃にはつくづくホッとした。βルンゼの降り口の判別に迷い、1時間ほどロスしたが、どうにか明るいうちに幽ノ沢出合まで降りられた。
技術的には難しくないものの、いったん取り付いたら敗退が厳しい、緊張感のあるルートでした。無事に登れてよかったです。

(記 宇都宮)

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烏帽子沢奥壁大氷柱

烏帽子大氷柱を登ってきました。以下、詳細です。
●期間:2月27日(曇|晴れ)
●メンバー:宇都宮、氷熊(法大山岳部OB)
時間:駐車場発2:40→3:50一ノ倉沢出合4:30→7:15大氷柱取付き7:35→12:15終了点
→(同ルート下降)13:40取付き→15:00一ノ倉沢出合15:20→16:30駐車場

再登ラッシュに沸く(?)今年の大氷柱。状態はいいらしい。せっかくだから登っておきたいが、自分の平日休みに合わせてこんなルートに付き合ってくれるパートナーを見つけるのは至難の業・・・と思ったら、ダメもとで声をかけた山岳部時代の優秀な後輩が二つ返事で乗ってきた。持つべきものは山バカな後輩である。

数年振りの冬の谷川。指導センター前の雪壁を見る限り、今年は雪が多いようだ。前日のトレースがしっかり残っていて1時間ほどで出合に着く。テルモスやストックをデポし、谷へ。テールリッジは時間がかかりそうなので本谷をつめ、途中から南稜テラスにつながるリッジに這い上がる。こちらのほうが早いだろう。烏帽子スラブの対岸に見える大氷柱は綺麗に繋がっている。腰まで潜るラッセルに辟易してきた頃、取付きに到着。準備して7時半に登攀開始。

1P(氷熊)インゼルの左から入り、薄いベルグラと不安定な雪壁をつなげて氷壁の下へ。
2P(宇都宮)緩傾斜の軟らかい氷をだましながら変形チムニー下へ。
3p(氷)変チ横。核心ピッチ。見るからに貧弱な氷をそおっと登る。
4P(宇)ブっ立った氷柱から氷壁。思い切って登れて楽しい。スクリューでハンギングビレイ
5P(氷)75°位の氷壁を登る。65m延ばしたので最後は同時登攀となった。
昼過ぎに終了。4時間40分のスリリングなクライミングだった。
下降は60mロープダブルで懸垂下降4回(①灌木②残置ハーケン&ナッツ➂アバラコフ④ボルト)。下りは素直にテールリッジを使い、夕方に駐車場着。充実した1日を終えた。

(記 宇都宮)

↑大氷柱遠景

2P目

核心3P目4P目(Ⅴ+)