三倉岳とか

センチュリー フォー カラーズ


今年も終わるけど、花崗岩シーズン終盤に成果が出たので備忘録がてら。
● 10月30日  「センチュリーフォーカラーズ」(5.12b)
だれが見ても美しいこのフィンガークラック、6月に3日位トライし、トップロープでムーブを固めても登れないまま梅雨に突入してしまい、クラックから巨大ムカデが出現するに至って封印していた。4か月ぶりに行ってみると周りの木々の葉も落ち、見違えるほど明るく乾いた岩場になっていた。挨拶がてらプリプロテクションでトライするとあんなに悪く感じたフィンガーが驚くほどよく決まり、あっさりピンクポイント。じっくり休んでからトライし、パンプしながらもRP。いいルートは岩も体もいい状態のときに登るべきだと感じた。ちなみに昔の山岳部時代の強い後輩を連れていったらあっさり2撃された。うーむ、うらやましい。
●11月20日 瑞牆山「Cavitation 」(5.12a)
場所といい初登者といい、このルートも前から登りたいと思っていた。出だしが怖いし(実際危ない?)、途中で落ちると振られ落ちするので怖かったが、怖さもクラックの魅力の一つってことでトップロープは封印した。下から見てるより長い上に微妙な動きもあってカムは結構使った。登れた日は寒く、気温2℃。最後の核心は何を踏んでるのか分からず、苦し紛れに繰り出したデッド気味のハンドでかろうじて止まった。よかった・・・。延べ3日5トライ。
●12月14~16日 三倉岳「スーパーチムニー」、「ヒップクラック」、「モス・・・」他
今シーズンは職場のクライミング仲間に恵まれ、クラック好きが集まってて楽しい。
忘年クライミングツアーってことで車1台4人で三倉岳へ。噂に違わずワイド好きにとっては垂涎もののワイド天国でした。いろいろ登って飲んで食べて楽しかったけど、結局Tスタックとアームロックは身に付かなかった・・・残念。
●12月19日 「アメジストライト」
私には敷居が高いルートだったが、知人のクライマーに誘われるまま、来年の目標になればと行ってみた。下から攻めてみると下部は割とあっさりと解決したが核心はさすがに難しい。おまけに核心から先はランナウトするがこれは耐えるしかないだろう。2回目は気合が空回りして途中でテンション。だが、ムーブは固まった。友人のトライを見て少し修正して3回目のトライ。アドリブでカムの位置を修正する余裕もあり、首尾よくRP成功。
吉田和正氏が拓き、山野井さんが初登したこのルートを今年最後に登ることが出来、これ以上ない登り納めになった。
(記 宇都宮)

三倉岳 ヒップクラック(5.9)
アメジスト ライト


Longs Peak (4,340m) The Diamond壁

職場のクライミング仲間とコロラド州にあるロッキー山脈最高峰のロングスピーク(4340m)東壁(通称ダイヤモンド)を登ってきました。
高所に極端に弱い自分にとってこの標高でのフリークライミングはかなりの挑戦でしたが、どうにか登ることができました。今回チャレンジした「D7」は5.11a、11cを含む全7ピッチ(約250m)、壁の中央左を一直線に上がるほぼ垂直のルートです。さすがに核心の5.11c(しかも39m!)はOSなど出来ようはずもなく、残念ながらテンションまみれ。ただ、こなせないムーブはなく、平地にあれば3回くらいでRP出来そうな手応えはありました。この標高でこういうのをサクッとOS出来たらクライミングの幅が広がるんでしょう。
登る時期としては、シーズンラストだったようで、取り付くまでの夜明け前が3℃位。登攀中が9℃位でした。午前中11時頃までは陽が当たるので暖かいのですが、日が陰ってからはビレイ中は防風ジャケットがないと寒く感じました。われわれの登った日で好天の周期が終わるのが分かっていたので、登っている最中も終始時間に追われている感覚があり、そういう意味ではアルパインチックなクライミングでした。実際、登った翌日は下の町で結構な雨だったので山の上はおそらく雪だったでしょう。
気の合う仲間とのクライミングトリップはやはり楽しいものです。また次の目標を見つけて挑戦を続けていきたいものです。

●行動概要
9/15 デンバー着・山麓の街エステスパーク入り
9/16 ノーマルルートから荷上げ(水4.5ℓ他)兼順応登山

9/17 PM空港でパートナーを迎えて入山。ボルダーフィールド(3850m)にてビバーク(22:00着)。
9/18 4:00スタート、下降点6:00 登攀(8:00~17:50),cable route下降、ビバーク地へ(19:30着)
9/19 下山 
9/20 ボルダー渓谷にてクライミング
9/21 ボルダー渓谷にてクライミング・23:00デンバー発

~参考データ

・気温:山麓では25℃、入山口で22℃、壁で10℃弱。昼夜、日向日陰で寒暖の差が激しい。
・ビバーク許可証(wilderness permit):山中でのビバークには許可が必要でエステスパークの公園管理事務所で取得(泊数問わず1パーティ$26)。
・ギア:「D7」に関してはエイリアン青~キャメロット#3までを2セット(#4は使っても1~2回)、ヌンチャク7本程度(残置ハーケン多数)、スリング少々。

・ロープ:メイン60m+懸垂下降&荷上げ用の細ロープ60m
・テーブルレッジから頂上:本チャンの3級位でロープ不要
・ビレイ点:各ビレイポイントはハーケン&ナッツでしっかり構築されており同ルート下降も可。
・下降路(cable route):かすかな踏み痕はあるが、暗かったらおそらく下降不能。シングル2pの懸垂あり。
・ウェア:長袖毛下着+Tシャツ+防寒着(パタゴニアR1フーディ+ウィンドジャケット)、雨具(上)、軍手、防寒薄手ダウン(二人で一着持参したが使用せず)
・水:二人で1ℓ(山中に水場なし。下から担ぎ上げる要あり)

・EPIガスカートリッジ:エステスパークのアウトドアショップにて購入可($9)

(記 宇都宮)

ChasmLakeから見上げるThe Diamond

ダイヤモンド取り付きから

3p目